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記憶に残る七五三の日

お子さんの成長を感じる七五三など、特別な日のことはしっかりと残したいもの。「記録」も大事ですが、僕らが大切にしたいのは「あの時こんな気持ちで小さな子を見つめていたんだなぁ」と、20年後も「記憶」に残るようなこと。写真とともに言葉を残してあげることも素敵だと思います。

高校時代の友人家族が七五三の撮影をお願いしてくれた時のこと。大切な日をどう残してあげられるだろうかと考え、神社での写真はもちろん、準備から帰宅までをドキュメンタリーとして撮らせてもらえないだろうかと提案させてもらいました。

この日の撮影は、自宅から。楽しみにしていた家族みんなの笑顔に囲まれ、着付けに出発しました。衣装を着せてもらいながらだんだんと主役の顔になっていく姿。その姿を微笑ましく見つめるおじいちゃんやおばあちゃん。歩きなれない衣装のお子さんを、嬉しそうに手を引いているお母さんとお父さん。大切な日には、そんな優しい時間が流れていました。

お参りの時には少し緊張気味のお子さんも、帰宅した際にはすっかりリラックス。
普段着に着替え、よく遊びに行くという近くの公園で、家族で記念の一枚も撮りました。
いつもの顔も、ハレの顔も。いつもの家族の雰囲気を大切に。
それぞれらしい記憶に残る形を探し、お手伝いしたいと思っています。

Information
Date
Place
2019
勝田神社(米子市)、Tottori