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ひらいて むすんで

夫婦になって1年。自分たちらしい結婚式をとお二人が選ばれたのは、生まれ育ち今も暮らす小さな町、鳥取県智頭町での結婚式でした。

彼女は今まで伝えられなかった家族への思いをどう伝えようか、時には立ち止まりそうになりながらも「結婚式という場がなければ、やっぱり伝えられないと思うんです」とお二人でたくさんのことを乗り越えてこられました。そんな伝えることを大切にされたお二人の結婚式を『ひらいて むすんで』と名付けました。

“深い想いほど なぜだか上手く伝えられない
けれど 伝えることで過去も未来も変えられる
心をひらいて伝える言葉で 絆をさらにむすんでいこう“

秋風の気持ちよい9月。挙式は、町の観光名所でもある石谷家住宅で、ご親族の皆さまが見守られるなか執り行われ、建物から出ると、お友達のみならず、ご近所の方や観光客の方からも祝福の声が溢れ、穏やかな時間に。

披露宴は、ご家族も顔馴染みの割烹旅館にて。
ふたりのドラマのような結婚の物語とこれからの夫婦の想いを綴った冊子を手に会話が弾み、お二人からお一人ずつへのお手紙には、びっくりしながらも嬉しそうにみなさんが見つめていらっしゃいました。そして、ゲスト全員にもお二人へのメッセージを書いていただき、思いを届けあった披露宴は、和やかで笑顔いっぱいのあたたかな時間となりました。

「準備をしている時からすでに結婚式をして良かったと感じていました」
そう言ってくださったお二人。準備からこの日までたくさんのことを見つめた時間、そして、伝えあった言葉はきっと人生の宝物。この先もずっと『ひらいて むすんで』笑い合うお二人でありますように。

Information
Date
Place
2020
石谷家住宅&割烹旅館 林新館(智頭町)、Tottori