地方はおもしろい。
学生時代の自分にはわからなかったのですが、地元の鳥取に戻ってからそう感じることが増えました。自然環境や暮らしやすさだけでなく、働き方という点でもそう思うように。自分なりに暮らしと仕事を両立している人や、地域と密着した仕事でやりがいを感じる人。様々な働き方があります。
そんな風に地方で働くことにスポットを当て、UIJターンのニーズを掘り起こそうと岡山県真庭市さんが立ち上げたプロジェクトが「MANIWA BUSINESS JOURNAL」です。2019年、20年と取材、撮影を担当させてもらいました。
この企画では、企業紹介にとどまらず、こだわったのがビジネスを行う「人」。何代も地元に根付いた事業を続けられている企業や高い技術力で世界規模の仕事をしている企業の経営者、また移住して自分がやりたい夢を仕事にされている独立起業の人…。10数人に話を伺い、これまでの人生や経営における流儀など熱く語ってもらっています。
取材で巡ると、真庭市ってとても広いんですね。林業が盛んな地域もあれば、宿場町や城下町として栄えた地域、広大な自然がある地域。土地面積も広ければ、それだけ働き方の幅も広いということ。その振り幅がとても新鮮で、キャラクターの異なる事業者のリアルな声にぐっと心を掴まれ、一つ一つの物語を形にしていくような感覚で綴りました。
