新しい家族が増えるのを待ちわびる日々。僕自身も経験がありますが、とてもドキドキして、楽しみで、待ち遠しくて、待ち遠しくて。来たるべきその瞬間まで、家族にとってかけがえのない時間が流れていると思うんです。出産を間近に控えた友人夫妻の自宅で、そんな「大切な日」を撮らせていただきました。(その後、かわいい男の子が生まれ、すくすくと育っているようです。おめでとう)。
デザイナーとネイリスト&お菓子づくりをされている二人は、お揃いのコーディネートで出迎えてくれました。お気に入りの服で、いつも過ごしている場所で撮る写真。とても良いものです。家の中でどんな写真が撮れるだろうと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、普段の暮らしの中にはどこかにその人らしさが出るものですし、気負うことなく、リラックスして撮らせていただくことができるので、個人的にはおすすめしています。
エコー写真を見ながら「ここが手で、ここが足だね」とか「どっちに似ているかなぁ」と二人で話したり、赤ちゃんがお腹を蹴る感触を一緒に感じたり、準備している子供服を広げてみたり。お昼ごはんには手作り料理を用意してくれていて、台所に並んで立つ姿も見ていてとても素敵でした。
生まれてくる我が子を想い、優しい表情の二人をファインダー越しに見る。この写真をこの子が大きくなったときに見せてあげたいなぁと思いながら、一枚一枚のシャッターを切りました。